建築計画

おさえておくべき日本の建築物① 1日1問 独学で建築士になろう!

 例年、学科試験の「建築計画」では必ずと言っていいほど1問目に日本の建築物に関する問題が出されています。ここでは、出題傾向の高い建築物について紹介しているので、それぞれの建築物の特徴をおさえましょう。

 

円覚寺舎利殿

引用:【国宝・円覚寺 舎利殿】 2021年 特別一般公開情報、普段の拝観は? (神奈川県 鎌倉市)中尊寺金色堂

 円覚寺舎利殿(神奈川県)とは、1563年に焼失後、太平寺仏殿を移したものであり、鎌倉時代における代表的な禅宗様(唐様)建築である。

禅宗様(唐様)建築とは?

 禅宗様(唐様)建築とは、鎌倉時代に禅宗とともに中国から伝わった宋の建築様式。特徴は、部材が細い組物が精密に細工屋根の反りが強いなど。

 他の建築物…安楽寺八角三重塔、永保寺観音堂

 よく、禅宗様(唐様)と大仏様(天竺様)、和様の区別で混乱する方が多いので、それぞれの違いについておさえておきましょう。

 

中尊寺金色堂

引用:金色堂について

 中尊寺金色堂(岩手県)とは、平安時代に建てられた仏堂である。屋根は宝玉造りの木瓦葺き。方三間で、外観が総漆塗りで金箔押しで仕上げられている。

方三間とは?

 方三間とは、正面、側面ともに柱と柱の間が3間ということ。畳の長辺を1間(1.82cm)とするので中尊寺金色堂は各辺が約5.5mの小さい仏堂だということが分かります。

 

東大寺南大門

引用:東大寺南大門は日本最大の山門。大迫力の金剛力士像は見逃せない

 東大寺南大門(奈良県)とは、創建は奈良時代だが、平安時代に台風で倒壊。その後、鎌倉時代に東大寺再興に携わっていた重源上人によって中国からの技術を取り入れた大仏様(天竺様)を用いて再建された。

大仏様(天竺様)とは?

 大仏様(天竺様)とは、鎌倉時代に中国の宋から伝わった建築様式。大建築に適した丈夫な建築法で、通し肘木挿肘木などを多用した豪快な構造となっている。

薬師寺東塔

引用:薬師寺を蘇らせた2人の超人と700万人の想い

 薬師寺東塔とは、奈良時代に建設され、薬師寺で創建当初から唯一現存している建造物。各層に裳階(もこし)を付けた三重塔である。

裳階(もこし)とは?

裳階(もこし)とは、軒下に付いた庇状の構造物

 よく、「薬師寺は裳階をつけた五重塔である。」と問題が出されますが、裳階は多層に見せるために設けられた構造物で実際は三重塔なので注意しましょう。

 

最後に

 いかがでしたでしょうか。

 上記で挙げられた建築物は比較的、出題頻度の高い建築物となっています。それぞれの名前と写真、特徴は必ず覚えるようにしましょう。

 しかし、これだけではまだ不十分なので以下の記事も読んで日本の建築物についてしっかりマスターしましょう。